大晦日の夜、よくあるパターンとしては、12時のカウントダウンが終わるとまずはゼクト(発泡酒)で乾杯します。その後、花火の音が15分程度通りに鳴り響きます。
ドイツでは花火は12月28日から年末までしか販売されません。使えるのも2日間のみ。それ以外の期間は特別な許可が要ります。
そのため買った花火は全部使ってしまおうと年が明けると同時にせっせと点火しているのでしょう。しかし、興味のない人には騒音でしかありません。年越しだけフランスに避難するという人もいるほどです。
特に今年は大騒ぎとなり議論を呼んでいます。というのも、ベルリンで違法な球形爆竹によって建物の外壁や車が大きな被害を受け、窓ガラスが粉々に割れたことで30戸以上の住居が一時的に住めなくなってしまったのです。こういった花火は東欧から持ち込まれるそうで、個人が花火を使用することを全面禁止するべきだという声も大きくなっています。
新年早々の話題としては心苦しいところですが、元旦の通りにはゴミが溢れ、見苦しいとしか言いようがありません。見れば日本に比べると大型かつ連発型でむしろ爆竹が多く、バリエーションも少ない印象…。
大型打ち上げ花火はプロに任せて、家庭では手持ち花火で満足してもらいたいものです。
(Y.A)