原動力

先日、国分寺本町クリニックの杉井吉彦先生による「多摩地区のPHAS※問題」に関する講演を聴く機会がございました。杉井先生は早期からこの問題に声をあげ、独自に市民の血液検査を実施する等エビデンスを集め、70才を超える現在も自身のクリニックで日曜日にPHAS汚染についての説明会を開催する等尽力されています。

 

先生の「予防が医療の本質、健康を守る!」との言葉がすべて。「汚染リスクの高い方がきちんと予防措置をとるためには血液検査が必要」との訴えには説得力がありました。

 

「日本及び日本人を正しく強く発信・広報することに貢献する」を経営理念に掲げるわが社に勤めて20年超、自分のなすべきことを見つめなおした瞬間でもありました。

(K.K.)

水道水が飲める数少ない国が自慢だっただけにPHAS問題はショックですが、起こってしまったことに対し適切に対処できる国でありたいです。

PHASとは

4730種を超える有機フッ素化合物の総称。自然界で分解しにくく水などに蓄積することがわかったほか、人への毒性も指摘されており、国際条約で廃絶や使用制限しています。PFASのうち「PFOS」と「PFOA」は水や油をはじき、熱に対し安定的な特性があることから、消火剤やフライパンのコーティング剤などに使われてきました。国内でも2021年までに法令で製造と輸入を原則禁止した。21年度に実施した河川や地下水の調査では、31都道府県のうち13都府県81地点で暫定的な目標値を上回る高い濃度が検出された。PFOSやPFOAが混ざる水を飲まないよう自治体が井戸の所有者に指導や助言をしている。

日本経済新聞

https://cms.e.jimdo.com/app/s50592a267e71ae47/p7cd93516127fe4ce/sa/blog/post/basic?cmsEdit=1

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