とある食事処。年配の男性が一人でお客の対応にあたっている。
早朝から大変だなー、夜勤だったのかなーの思いが浮かぶ。
折々の対応がマニュアルに則っているにせよ何とも静かである。
その故か食事が提供されてくるプロセスが丁寧に細やかに行われている、
そんな情景が浮かぶようでもあった。
私もいつの間にか穏やかな空間で小さな至極の時を過ごしていたことに
気付く。
たった一人の行動がこのようにも大きく空間をも変えてしまっている。
日々の仕事にあって、社内のチームワークにあって、更には、
お客様を含む大きなチームワークにあっても、
たった一人の考動が、思いを超える世界づくりへ、
共鳴共振する人との関係性、その機会を作っていることに、
改めて喚起される思いであった。 (T)
大木の静けさ