2020年4月から小学校での英語が必修化されるなど日本では英語教育に対して注目が集まっていますが、フィンランドではどうでしょうか?
今回フィンランドの英語教育を知る一つの手がかりとして、保育園で教育実習をしている友人に同行させて貰いました。
私は見学しているだけでしたが、日本語の授業・英語の授業を20分ずつ各2回ずつ計4回実施し、必要であれば現地の先生が英語をフィンランド語に翻訳していました。
授業参観をしていて一番驚いたのは、既に”there is/are ~”構文を教えていた点です。
授業内容は大学生が自由に決められるため、友人は子どもに英語に慣れ親しんでもらう目的でこの構文を採用し、文法を詳しく説明することはありませんでしたが、子ども達は教師役の友人の質問にも正しく答えることができていました。
一方日本では、”there is/are ~” は中学一年生で習うことになっており、フィンランドと日本の英語教育の違いを見せつけられた気分になりました。
保育園で外国人留学生を招待し、英語で授業を実施、内容も学生の裁量に任せるという教育の柔軟さと、それに対応することのできる児童のレベルの高さ、あっぱれです!