フィンランドセンター:フィンランド オウル (2022年開設)
センターより、直の、今の情報を発信して参ります。
前回に引き続き、今回もポーランドのクリスマスについて紹介していきます。
ディナーが一区切りつくと、次はプレゼント交換です。
日本では25日の朝に子供たちがプレゼントを受け取ることが一般的ですが、ポーランドのクリスマスでは24日の夜に大人を含めてプレゼント交換会が開かれます。
サンタクロースの格好をした叔父さんがハンドベルを鳴らしながら部屋に入ってくると開始の合図です。
あらかじめクリスマスツリーの下の準備されたプレゼントの宛名を読み上げると、年少の子供たちが本人のもとへ運んできてくれます。ただプレゼントには送り主の名前が書かれていないため、送り主を知るには推測するか聞く必要があり、実際に私もワイン・化粧品などなど、様々な品をいただいたのですが、これはドイツ産のワインだからあの人かなとか送り主を当てる楽しみがありました。
その後は自由解散で、12時を過ぎるとパステルカ(Pasterka)と呼ばれる深夜マスに行くことが通例的ですが、一日中ポーランド語に囲まれ疲労していた私は留守番係でした。
ポーランド語を全く喋れず、遠い日本からやってきた異国人にもかかわらず、私を暖かく出迎え、コミュニケーションを取ろうとして下さったKulisiewicz家、またその親族の方々のおかげで本当に家族の一員になれたような気持になりました。
もし今後、海外の方と日本で会う機会があれば、恩返しでありませんが、今回私が受け取ったおもてなしの精神を受け継いでいきたいと思いました。
M.E.