帰宅の折、横断歩道でおばあさんが倒れていた。
いち早く車から若い男女が降り、駆け寄り声をかけている。
事故?の思いで目を凝らすと、
急な体調変調で一人では立上れない状況のようだ。
ここは、時折警察官が長時間陰に隠れ違反者を待ち、
交通マナーを諭すことなく違反切符を切っている場所でもある。
若者が近くのベンチまで介護し休ませようとしている。
そこでも身を支えきれず倒れてしまった。
みんなが心配して集まり、少しでも力を差し伸べたいの輪ができていた。
目と鼻の先に交番がある。誰も動く気配はない。
おばあさんの気持ちいくばくかをおもんばかりつつ、
何かおかしいの思いが募る。
公権力を使っての同邦人への上からの対応に比し、
我がことのように駆け寄る若者の姿を見るにつけ、
おばあさんの回復を願いつつ、どこか心温まる思いが支配する。
「なぜ何のために」この問いかけが今一番我々日本人に求められている。
自分たちの住むこの国、日本国を良くするためである。
そして、この問いかけは我社にあっても、大切にすべき指標であり、
理念実現へ、事業遂行への柱である。
我社は公機関の委託事業に、成果環境を企画・提案そして
その企画を具現化すべく運営を一体で提供する責任遂行企業である。
成果を納品し続け今に至る。
それでも、単年度ごとにコンペティションに参加する。
この悲しい現実からの転換が招来する時代がすぐそこに見えている、
そんな思いを強くしつつ、今日も全力全開である。 (T)
手前の井の頭公園、その先に都心のビル群。日の出の綺麗な季節到来。