異文化交流の形

フィンランドセンター:フィンランド オウル (2022年開設)

センターより、直の、今の情報を発信して参ります。

 

異文化交流は留学の醍醐味です。

 

留学先の現地の文化はもちろんですが、他国からの留学生との交流を通じて、日本では滅多に経験することのできない、世界各国の文化に触れることができると考えています。

 

現在留学中のオウル大学は、EU加盟国間の学生流動を高めることを目的とした「エラスムス計画」の協定校であるため、500人を超える学生がヨーロッパ諸国を中心とする様々な国から留学に来ています。

 

そのため留学開始から1ヶ月半以上が経過し、ドイツ、スペイン、フランスを筆頭にポーランド、スロヴァキア、ベルギー、香港などなど‥本当に沢山の国の人々と知り合うことができました。

 

このような異文化交流の中で、私が大切にしていることは「食文化の交流」です。

 

食文化の交流とは、料理を食べることだけを指すのではなく、共に料理をし、同じ食卓を囲むことを通じて、異なる文化を持つ人々と時間を共有することも含まれると考えています。

 

つまり、料理の結果でなく過程こそが重要だと思っています。

 

例えば、ポーランド国民食ピエロギ(pierogi)を作った時の写真を見返して思い出すのは、具を皮に包むときに、皮のヒダの模様作りが家庭によって異なることを教えて貰ったことなどで、決して料理の味だけではないのです。

 

その美味しさを楽しむだけではなく、過程を楽しむことで異文化をより身近に、そして深く理解できるようになる。

 

親しい仲を表す表現として「同じ釜の飯を食った仲」という言葉がありますが、その本質にはやはり時間を共にするということに重きが置かれていると感じます。

ポーランド国民食ピエロギ(pierogi)作り

 

生地の成形など、一からピエロギの作り方を教わりました。

M.E.

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