エリザベス2世女王陛下の初心

9月9日の早朝、エリザベス女王陛下のご崩御の一報に接しました。

 

生涯、100ヶ国以上の国々を訪問され、英国と英連邦、そして世界の平和と繁栄、より良い未来つくりに貢献し続けられてこられた女王陛下。

 

弊社は、女王陛下をイメージしての 「レディースブリテン」、「エレガントブリテン」キャンペーン等、英国政府観光庁への事業支援で長くご愛顧いただき、思いもひとしおで、本当に悲しみと追慕の気持ちでいっぱいとなりました。

 

天国へ旅立たれるタイミングも、ベストのところをイメージされていたように感じます。

フィリップ殿下を見送られ、それを乗り越えられてのクリスマスメッセージで世界中に勇気を与えられ、"We shall meet again!"の約束通り、コロナを乗り越えての再会の実現となった即位70周年のプラチナ・ジュビリーもご健在のうちに大きな役割を果たされ、パディントンとのユーモアあふれる共演をはたされ、ご在位中歴代15人目のトラス首相の任命も果たされ、チャールズ国王へのバトンタッチも最高のタイミングで、かつ一連の国葬にあっても暑くも寒くもない一番良い季節に、天国に旅立たれた女王陛下。

 

英国民とよりよい世界つくりに捧げ続けられた本当に見事なご生涯とそのスピリッツは、この世に残る我々、次世代、次々世代に勇気を与え、永く範として継承されることとなると思います。

 

プリンセス時代、1947年4月21日、21歳のお誕生日を初めての海外訪問先の南アフリカ、ケープタウンで迎えられ、世界に向けてラジオでスピーチされた生涯ご奉仕の初心、その強い思いが見事な形に。

毎日の務めをどんなときにぶれることなく、明るく静かに、ユーモアと愛をもって、ひとつひとつ真剣に、役割を果たし続けてこられた女王陛下。

 

わが国からは、文字通り日本を代表されて英国王室と3代にわたって深い親交のある天皇・皇后両陛下の国葬ご参列という最高の弔意、感謝とスピリッツの継承を表せることを誇りに、天に召された女王陛下のご平安を心よりお祈り申し上げます。

英国王室の公式ウェブサイトからお悔やみのメッセージをお送りすることができます。

R.K.

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