私の地元には「種まき爺さんが現れたら田植えの時期」という言い伝えがあります。
「種まき爺さん」とは実在する人物ではありません。
鳥海山に現れる雪渓の模様が、腰を曲げて田植えをするお爺さんに見えることからそのように呼ばれているそうです。
現れるのは毎年大体ゴールデンウィークの頃。
昔からこの種まき爺さんが見えてくる時期が、田植えに適した時期とされていて、今でも種まき爺さんが現れると県内ではニュースや新聞でお知られされます。
今の時代、情報は日々バージョンアップされており
インターネットで調べれば何でも出てくる時代ですが、
こうして昔の人の教えが今でも言い伝えられているのはすごいことだと感心します。
時代は常に進化を続けていますが、
文化として残しておきたいものもたくさんあります。
私たちの学びや成果が、未来に活きる日本であるように願います。
(A.S)
最後にゴールデンウィークに帰省できたのは2019年。
この時はまだ種まき爺さんは現れていませんでした…。