今月行われた全米オープンテニスの決勝は、2002年生まれ、英国のエマ・ラドゥカヌ(11月13日生まれ)とカナダのレイラ・アニー・フェルナンデス(9月6日生まれ)の歴史的一戦となり、思わず見とれる二人の好ラリーでした。
しかも、テニスの四大大会でノーシードの選手同士の決勝は男女シングルスを通じて史上初。
優勝したラドゥカヌは世界ランキング150位で予選からの参加で1セットも落とさず、準々決勝では先の東京オリンピックの金メダリストを破り10連勝の快進撃。
準優勝のフェルナンデスも世界ランキング73位、本戦からの参加ですが、世界ランキング5位以内の大坂なおみを含む3選手を撃破しての7連勝の快進撃。
10代の2人の爽やかな快進撃に、テニスの新時代を見る思いです。
「世界中のどの女の子も挑戦できる」
「一瞬一瞬に集中することが出来て何とか勝てた」
「予選から勝ち上がったので何のプレッシャーもなかった」
のエマさんの言葉もほんとに真っ直ぐ。
テニスに没頭した若かりし頃が重なり、「実力をつけ、今ここに集中して無心で何事も挑戦したい」と心はエバーグリーン。
勇気と元気を頂きました。
英国女性選手が四大大会を制したのは1977年にウィンブルドンで優勝したバージニア・ウェド(写真、ハグされている)以来44年ぶりの快挙。
R.K.