流行語もコロナ色濃厚、いさかか食傷気味な日々。
口直しにと、往年の名作「ジャッカルの日」(1973年英仏制作)を再視聴。
舞台は1960年代パリ。テロリストがシャルル・ド・ゴール暗殺にと雇ったプロの殺し屋が主人公。この暗殺者の流儀が今に通じる学びの宝庫。
まず、自分の足で現地調査。暗殺から逃亡までのストーリを作る。様々な状況をシミュレーション。次に道具の調達。国境を越え、その道の第一人者に仕事を依頼。道具にしっかり投資。一匹オオカミの殺し屋も最低限のチームを組織、仏政府中枢の動きが入手可能な体制を確保。いざ実行へ。イレギュラーも想定内と臨機応変に対処し、さて結果は?
この映画の成功で原作者のF.フォーサイスの名が世に轟くことに。
温故知新、懐古主義も悪くない。
(K.K)
エドワード・フォックス演じる主人公(コードネームジャッカル)がクール。
ベージュのスーツにネッカチーフ、白のアルファロオのオープンカーとビジュアル面の拘も楽しめる。
フォックス(英国の俳優一族)、デレク・ジャコビ等俳優陣も本作で一躍有名に。