映像の力

 

パラリンピックの祖として知られるL.グッドマン医師についての、

テレビドラマ「ベストオブメン~人間の最高~」を見ました。

 

「失ったものを数えず、残されたものをいかすのです。」

障害者が隠されていた時代に、

残された機能をいかし、社会に参加できるようにする、

というゆるぎない意志と熱意が、

岩盤を打ち砕き、新しい価値をつくりだす様は圧巻。

 

弊社も、2005年からWHOのICD改訂に携わっています。

その枠組で、ICFの普及と活用を目的に

2010年にスタートしたICFシンポジウム、

現在、第9回開催に向けて絶賛企画提案中です。

 

90分で見事にICFの真髄を伝える本作、

この映像の伝える力を、普及にいかせないかと思うことしきりです。

 

(K.K.)

 

原題は「The Best of Men」。BBC制作。

2012年、ロンドンパラリンピック前に放送。

1939年に亡命したドイツのユダヤ人医師L.グッドマンの、

1944年の英国ストーク・マンデルヒル病院

脊椎損傷センター所長就任から、氏の提唱で

1948年にロンドンオリンピック開会式にあわせてストーク・マンデルヒル競技会(車いすのスポーツ大会)が開催されるまでをドラマ化。

ラストの負傷兵や医療従事者の輝く笑顔が眩しい、

多くの目に触れて欲しい秀作ですが、おしむらくはマイナー。

現在amazon primeで配信中。

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