新型コロナウィルス関連の風評で店頭からトイレットペーパーが消えた様子に、
1990-91年のモスクワ留学時代が重なりました。
ソ連崩壊の一歩手前、当時はとにかく物不足で、
すべてないのが当たり前。
買い物の際には住民票提示が求められ、
大学事務の滞りで、住民票をもらえなかった私は、
お宝トイレットペーパーを前に、
レジで学生証を手にひと悶着もありました。
ロシア人宅のトイレに置かれたメモ用紙サイズにカットされた新聞紙、
猫用かな?と思ったら人間用で驚きました。
工夫次第。
その経験は今の仕事にもいきています。
※ロシア人の友人は私にはゲスト用の秘蔵トイレットペーパーを出してくれていました。
ソ連のトイレットペーパーはすらすら文字がかけるバリバリした代物でしたが、ありがたかったです。
日々、目から鱗の発想で次々と迫りくる危機を克服するソ連人のたくましさとユーモアに
心底感服していました。