昨日、「令和2年度ロシア連邦等における慰霊事業の実施支援業務」
(厚生労働省社会・援護局)の受注が決まりました。
1991年(平成3年)ゴルバチョフ大統領の来日を受けて
旧ソ連地域で抑留中死亡された皆様のご遺骨収集が可能となった当初より、
OJは支援業務(埋葬地調査・現地政府等との交渉・通報・資料翻訳・派遣団通訳等)
を担当させていただき、29年目を迎えました。
この間、旧ソ連地域で抑留中に亡くなられた約5万5千人の方々のうち、
約2万人のご遺骨のご帰還が果たされました。
戦後半世紀近くたってからの事業スタート、
国土も体制もすっかり変わった困難な状況下で、各地方政府等ロシア側の協力を得て、
慰霊を通じ、平和の礎を創る稀有な事業となっています。
2020年は、戦後75周年。世界各国でも歴史を風化させない取り組みが展開されています。
OJも当該事業の今日的課題解決の貢献へ、決意も新たです。 (R.K)
関連記事:戦後70年 ~平和の礎~ 2015年4月(リンク)