EUセンター: ドイツ ハイデルベルク (2000年開設)
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跳ぶ、走る、投げるという様々な能力が必要なため「究極」を意味する名称で呼ばれるアメリカ生まれの競技フリスビー「アルティメット」。
これは1968年にアメリカの高校生によって考案されたものですが、日本に入ってきたのは近年なので、名前も聞いたことがないという方も多いのではないかと思います。
実は私もその1人でしたが、今回初めてドイツ/ハイデルベルクで開催された世界選手権大会を観ることができました。
基本的には身体が触れないラグビーの感覚で、7体7で戦います。
フリスビーを持ったら10秒以内に仲間にパスし、フリスビーを持って歩き回ることはできません。
面白いのは、得点が入ったらメンバーを替えていいことです。
全員を交替させてもかまいません。
そして、さらにユニークなのは審判がいないことです(アドバイザーのような人はいます)。
交代メンバーが周囲にいて皆で判断・協議してゲームを進めて行きます。
フェアプレーを重んじるスポーツでもあるこのアルティメット、実は日本が元祖アメリカに並んで強いのです。
今回は参加国60カ国。
その中で日本は、男子3位、女子2位、混合2位という素晴らしい好成績をおさめています。
日本からも選手のご家族が応援にきており、駆けつけたハイデルベルク在住の日本人と共に大いに盛り上がりました。
カナダやオーストラリアなども強いのですが、体格の違う日本人が極めて低いパスをまわしていく姿を見るのは爽快です。
子供の間だけでなく、大人の間でもフリスビーがブームになりそうです。
(Y.A)