ロシアセンター: ロシア モスクワ (1998年開設)
メディアを超えて、今、思いを伝えて参ります。
ゴミ処理が深刻な政治問題になってきた、今のロシア。
土地が広いため、ゴミをほとんど再利用せず、
埋め立てれば良いという考え方があまりにも長く続いてきた。
各地の埋め立て場が徐々に飽和状態となり、
地元住民が悪臭や健康被害を問題にしている。
埋め立て場を閉鎖する要求が急増し、各地でデモも発生している。
そこで、モスクワ市などでは、ゴミ分別の仕組みを導入する動きが活発化する。
ほとんどの市民がゴミ分別に全く慣れていないため、ハードルが高い。
エコな生活を心がけ、環境意識の高い若者を中心にした市民が一層増えているが、
まだまだ少数派に過ぎない。
モスクワ市は市民グループなどと力を合わせて、啓蒙活動を行なっているが、
その影響がどこまで広げるかが注目される。
(A.K)
画像:ゴミ分別プロモーションアニメより