フランスの避暑地アヌシー

EUセンター: ドイツ ハイデルベルク (2000年開設)

日々の暮らしでちょっと気になるテーマに注目!

 

ヨーロッパでも透明度の高さで知られるフランスのアヌシー湖は避暑地として有名で、

ジュネーブから車で約1時間のところにあります。

 

スイスのジュネーブは物価が高いことで知られていますが、

ジュネーブとアヌシーの往復をフリックスバスのドイツサイトで探したところ、

片道4ユーロという破格で購入できました。

これはジュネーブでならコーヒ1杯やっと飲めるかという値段です。

 

バスはジュネーブ側もアヌシー側も極めて分かりやすく、

往復とも遅れもなく快適であったと同時に、電車なら値段は3倍以上、

所要時間1.5倍であることを考えると実に魅力的と言えるでしょう。

 

アヌシーの旧市街自体はこじんまりとしていて

1時間もあれば歩いて全体をつかめる程度ですが、

小径やトンネルがここそこにあり、フランスらしいセンスの光る個人商店が建ち並び、

目的を決めないぶらぶら歩きにもってこいです。

 

某会議の水色ストラップをかけた人を見かけました。

ジュネーブからソーシャルプログラムとして

アヌシーへのエクスカーションがあったのかもしれません。

 

湖に臨む公園は美しく整備され、時間がゆっくりと流れていきます。

町のいたるところに消火栓のようなものがあり、

ボタンを押し続けるとポンプで汲みあげるような音がして、その後飲料水が出てきます。

日本から来たら驚かないかもしれませんが、

ドイツではごく珍しいものなので、新鮮でした。

 

1時間の遊覧船に乗ってみたところ、説明はフランス語のみ、

かつ70代以上の方が大半を占め、景色は美しいものの私にはやや退屈。

一人旅でないなら30分のペダルボートやボートの方がきれいな湖水を楽しめると思いました。

 

ツーリストインフォのある建物では、天井から障子が吊るされていて、

何かと思って見てみれば「アヌシー国際アニメーション映画祭」が開催されるとのことです。

 

図書館脇にあるショップも漫画コーナーの充実ぶりには目を見張るものがありました。

フィギュアなども販売品として多数置かれていて、

日本のサブカルチャーがフランスの有名な避暑地に浸透していたのは驚きです。

 

(Y.A)

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