世界最大のメッセBAUMA

EUセンター: ドイツ ハイデルベルク (2000年開設)

日々の暮らしでちょっと気になるテーマに注目!

 

ミュンヘンで3年に一度行われる世界最大の建設機械の国際見本市BAUMAバウマ。

 

色とりどりのクレーンが空に向かって高く延び、

バルーンが飛び、飛行船や飛行機が上空を旋回しています。

 

建設機械の見本市とあって屋外会場が広く、

総面積61万4000㎡(東京ドーム約13個分)で、

会場には移動のためのリキシャ自転車や周遊トレインが走ります。

 

ただでさえ規模が大きいのに加え、

今年のBAUMAは過去65年間で最高の入場者数を記録し

世界200カ国以上から62万人の人が訪れて、

ドイツでは経験することのないラッシュ時の山手線並みの人混みでした。

そのうち25万人が海外から来ており、前回と比較しても4万人の増加です。

 

出展者は63カ国から約3700社で7日間の長期展示とはいえ、

すべてを見ることは不可能と言えるでしょう。

 

ミュンヘンではこの時期にホテルの値段が跳ね上がり、

数少ない5つ星ホテルは1泊12万の高値をつけていました。

人数がある程度多くなるとザルツブルクやニュルンベルクなど、

半径200キロ程度の遠方のホテルを視野に入れなければ、泊まることすらできません。

その場合は毎日2時間かけて会場に通います。

 

ミュンヘンのレストランもどこも満員で電話予約は受け付けないところが多く、

実際に足を運ばないと予約さえ入れられません。

 

日本の建機メーカーも多く参加し、どこもよく賑わっていたのは嬉しい限りです。

ヨーロッパでも日本の重機を見かけることが多くなり、

日本の頑張りには目を見張るものがあります。

 

次のバウマは3年後の2022年4月4日から10日です。

大企業は3年前からレストランやホテルの予約をして前金を払うと言うので、

建機メーカーにとっていかに重要な催しであるかがわかります。

 

家のように大きなショベルカーを見つめる子供や若い男の子のグループ、

そのきらきら光る目は隣でショベルカーを見つめる中年の男性の目と同じでした。

 

(Y.A)

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