ロシアセンター: ロシア モスクワ (1998年開設)
メディアを超えて、今、思いを伝えて参ります。
2018年の統計によると、ロシアの人口が10年ぶりに減少に転じた。
その背景には、少子化だけではなく、増加しているロシア国民の他国への移住もある。
先日発表された世論調査結果によると、
ロシア国民の20%は、可能なら外国に移住したいという。
15歳から29歳までの若者の間には、その割合が44%までに上る。
もちろん、実際に移住する人数はそれよりはるかに少ないが、
傾向としては気がかりだ。
一方、今後も続きそうな人口減少を是正する為には、
ロシア政府が新しい移民対策を構築し、2025年までに、
カザフスタン、ウズベキスタン、モルドバ、ウクライナの4各国からの移民を中心に、
五百万人から一千万人にロシア国籍を与えるという計画を進めている。
実際にはその人数を達成できない場合でも、
ロシア国民の「入れ替え」がこれから急増するに違いない。
(A.K)