ロシアセンター: ロシア モスクワ (1998年開設)
メディアを超えて、今、思いを伝えて参ります。
先日変わったニュースがカザフスタンから入って来た。
30年間大統領を務めたヌルスルタン・ナザルバエフが突然に辞任し、
トカエフ上院議長が大統領代行となった。
新政権の最初の動きは、首都アスタナの名称を
前大統領の名前「ヌルスルタン」に正式に変更すること。
急激な名称変更に反発する国民も少なくないと言われている。
実は、今回の改名は58年間で4回目である。
現在のカザフスタン北部に位置するアクモリヌスクという
コサックの要塞は、1862年に都市となった。
1950年代に大規模な「処女地開拓」の中心となり、
1961年にツェリノグラード (処女地の街)に改名された。
1991年、カザフスタン独立に伴い、
名称がカザフ語で「白い聖地」を意味するアクモラに変更された。
1997年にはアクモラ市がカザフスタンの新首都となり、
翌年の1998年にアスタナ(カザフ語で「首都」)に改名することとなった。
今回の「ヌルスルタン市」という地名は長持ちするのか。
(A.K)
写真:冬のアスタナ(現在、ヌルスルタン市)