イチロー選手の引退に思いも深い。
成し遂げた実績の偉大さ、これを支える、垣間見る鍛錬・練磨を思うに、
称賛と感謝をそして慰労を惜しみなく送りたい、
これがイチロー選手を知る人の思いであろう。
王・長嶋選手に憧れ、白球を追っていた我が少年時代にあって、
ホームランバッター、三冠王を頂点とするヒエラルヒーからすると、
イチロー選手の野球スタイルは当初相いれないものであった。
が、この偉大な選手を前にして思うことは、
独自の野球道を創り上げ、人知未踏の世界を創り上げたことではないか、そして、
これを支える魅力あるハイレベルの人間力ではないだろうか。
学びは多岐に渡るが、又一方で今後の人生の在り様が楽しみになってきた。(T)
(産経新聞より)
森を見、木を見て、立ち位置を決め。