ロシア人は紅茶が好き。
伝統的に紅茶用のお湯を沸かすために使われていたのは、
「サモワール」という金属製のお湯沸し器。
元々、お湯を沸かすために炭が使用されていたので、
サモワールの上部に小さな煙突が設置され、家の外に出されていた。
お湯が出来上がり次第、サモワールはテーブルの真ん中に置かれ、
外された煙突の代わりに急須がのせられていた。
昔、サモワールは欠かせないものだったが、
最近、電化製品の普及に伴い、一般の家庭から姿を消してしまった。
しかし、最近、ハーブティーなどの人気が増え、
模様付きの電気式のサモワールが高級なお土産として復活している。