EUセンター:ドイツ ハイデルベルク(2000年開設)
ドイツにおける空の玄関フランクフルトはマイン川沿いにあり、
その川の南岸にザクセンハウゼンと呼ばれる地域があります。
石畳が残るこの地区は下町の居酒屋が軒を連ねているところです。
数が多いのでどの店にするか迷ってしまいますが、
私がお薦めしたいのは「エッベルヴォイ・ウンザーEbbelwoiUnser」というお店。
「エッベルヴォイ」というのはフランクフルト方言でアップルワインのことで、
郷土酒というべき存在です。
リンゴ風味の微炭酸でアルコール度数は5~7%、
酸味のあるすっきりとした飲み心地は、ドイツのどっしりとした郷土料理にもよく合います。
ここではビールではなくアップルワインを飲みましょう。
ベンベル(Bembel)という特別なピッチャー、ゲリプテス(Geripptes)と呼ばれる
菱形模様の入ったグラスを使うのもその特徴です。
見本市の時期ともなるとこの店はとても混むために相席は当たり前。
店内ぎっしりに座ります。サービスは早いので心配ありません。
そして、フランクフルトのマツコ・デラックスもしくはボーイジョージと形容すべき
半女装の店長もこの店の目玉の一つです。
金曜・土曜には唐突に歌を歌ってくれますが、絶妙な語り口に店内は多いに盛り上がります。言葉が分からなくても、ドイツ人が大いに笑い一緒に唄う姿は見られるはず。
ドイツの大衆居酒屋の雰囲気を感じたいなら、ぜひ足を運んでみてくださいね。
エッベルヴォイ・ウンザー
店長が歌う姿
https://www.youtube.com/watch?v=oUtVbES5wnA