人口約1千238万人のモスクワには、
1万人〜1万2千人程度のホームレスが暮らしていると言われている。
その大部分はロシアの地方や旧ソ連各国から来た者で、なかには出稼ぎに失敗し、
全てのお金を無くし、帰れなくなった人も少なくないようだ。
寒くなり始めている秋の季節に暖かい寝どころを探しているホームレスの姿が
段々増えていく。
地下鉄や公共施設、マンションの建物の中に夜を過ごそうとしている。
制裁などの影響が長く続きそうなロシア経済の低迷の中、
ホームレスに明るい未来は全く見えない。