日本人として一品持ち寄りの際に必ずリクエストされると言っても過言ではない「SUSHI」。
日本食は健康に良いというイメージから日本食ブームは続いています。
材料費をあまりかけずに高級感が出せるのも魅力です。
一方、寿司に色々な種類があることはあまり知られていません。
寿司と聞いてイメージされるのはまず握り寿司・巻き寿司。
手巻き寿司、稲荷寿司、ちらし寿司はあまり知られていません。
よって、スーパーで売られるようになった「SUSHI」の多くも握り寿司と巻き寿司です。
しかし、鮪の代わりに赤パプリカ、キュウリの代わりに緑パプリカが巻物に入っていたり、
蛍光色のとびっこが周囲に着いていたり、
日本人なら購入を躊躇する要素が散りばめられています。
一方、日本のアニメや漫画で知られるようになったおにぎりも市民権を得てきました。
Alnaturaというドイツ大手オーガニックスーパーが、
全国の店舗でオーガニックおにぎりなるものを展開し始めたのは最近のことです。
値段はオーガニックを唄っているだけに1個約3ユーロ(約360円)とやや高め。
しかし驚くのは値段ではなくそのネタの奇抜さと言えるでしょう。
左から「サーモン&辛梅」「チリ・チーズ」「ジャパニーズ・ピーナッツ」
「パンプキン・セサミ」「サーモン&ワサビ」「アボカド・パクチー・ライム」と、
どれを取っても一捻りどころか、三回転ぐらい空回りしているようです。
よりにもよってなぜこのデュエット/トリオなのかという謎は深まるばかり。
切断面も今川焼風に具の多さが目立ちます。
実はドイツの子供におにぎりを食べさせると、
海苔も付けない塩にぎりが一番人気なのは日本人の間では有名な話なのですが…。
Alnaturaにはドイツに住む日本人主婦の皆様を対象に
おにぎりリサーチをすることをお勧めします。