1950年代後半からモスクワ市は住宅建設ラッシュに入った。
周りの市と村がモスクワ市と合併され、社会主義時代の計画経済の元、市内各地で5階建ての団地群が急ピッチで建てられた。
当時は大人気だったが、時代に伴い老朽化が進み、現在の建物と比べれば、部屋が狭く、天井が低く、エレベーターが付いていないというデメリットが多い。
すでにもっとも老朽化してきた団地が解体され、建て直されているが、今年からは大規模な解体・再建計画が始まる。
モスクワ市によると、15年間で約5000棟が対象となる。100万人ほどの住民に影響を与える大計画になるので、当然ながら、反対の声も出ている。
しかし、今のところ、住民の多くが再建計画をサポートしているようだ。
(K.A)