ロシアセンター: ロシア モスクワ (1998年開設)
メディアを超えて、今、思いを伝えて参ります。
6月12日は「ロシアの日」という祝日だった。
旧ソ連崩壊の一年前、1990年のその日、広がる自由主義の波に乗って
「ロシア連邦の国家主権宣言」が発表された。
最近、ロシア国内ではこの祝日の元の意味がほぼ忘れられてきているが、
今年は状況が大きく変わった。
「ロシアの日」に合わせて、各地でプーチン政権の汚職に抗議する大規模なデモが行われ、
モスクワ中心街で歴史再現のイベントを行うために
歩行者天国となったトヴェルスカヤ通りが“無許可デモ”の場となり、
モスクワ市だけで800人以上の活動家や一般のデモ参加者などが
当局により身柄を拘束された。
今年、「ロシアの日」に新たな意味が生み出された。(K.A)