EUセンター: ドイツ ハイデルベルク(2000年開設)
センターより、直の、今の情報を発信して参ります。
ドイツと日本、車に関わる違いをいくつか考えてみました。
左ハンドル、右側通行であることはさておき、すぐに目に付くのは「路駐」でしょうか。
車庫があると保険料が安くなるといったメリットはありますが。
車庫証明がなくても車を購入できるため、特に都市部では路駐が目立ちます。
次はタクシー(基本クリーム色)もバスもベンツが多いということ。
メルセデス・ベンツはある意味日本のトヨタに似ています。
総合自動車メーカーとして色々な車両を作っており、高級車専用メーカーではありません。
日本では価格的に外国車=高級車であることが多く、ベンツが高級ブランドのイメージ戦略で
売られていたという背景よるところも大きいと思いますが
(ドイツにおける呼称は一般的に「メルセデス」)、
バスにもタクシーにも「ベンツ」の車両はよく使われます。
一方、車全般に関してオートマ車を探すのが難しいというのも悩ましい違いです。
ドイツ自動車連盟ADACによると2014年時点でオートマ車の普及率は25%程度。
ヨーロッパ全般で普及率は低いとはいえ、ドイツにおける原因としては、
➀マニュアル車に比べて値段が高いこと
②燃費が悪いというイメージ
③オートマ車は機械に運転を任せてしまう車=運転ができない年寄り・女性・男らしくない
男性の車というイメージがあること
があげられます。
最後に制限速度がなく無料の高速道路アウトバーンの存在も気になる違いかもしれません。
実際全距離の65.5%がは制限速度がありません。
交通事故を防ぐためにも130㎞の制限速度を導入すべきという考え方がありますが、
統計によると制限速度のある部分や町中で起こる事故の方が多いようです。