心にぽっかり穴が

 ~ オスカー・ジャパンは日々、わくわくへ ~ 

 

 作曲家の船村徹さんが先日亡くなられた(享年84歳)。

 先の文化勲章受章式での、少しく弱々しい姿が気になってはいたが。

 

 同郷栃木の大先輩であるだけでなく、

 作曲された多くの楽曲は無論のこと、

 折々見聞きする船村さんの話ぶり、

 その生き様にはどこか強く惹かれることがあった。

 

 日本人として、気付いてほしい、大切にしてほしいことを、

 訥々と、優しさとユーモアを交えつつ、

 訴え続けていたように感じる。

 

 一時代を黙々と創り上げた人、

 その存在の大きさからくるものだけではない、

 

 何かを問いかけているように、

 励ましを受けているように、感じている。

 

              2/21付、日経朝刊より

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