EUセンター: ドイツ ハイデルベルク(2000年開設)
センターより、直の、今の情報を発信して参ります。
1980年代から発達したコンピューターゲームに反し、
ドイツのアナログタイプのボードゲームは独自の発展を遂げ、
「ドイツゲーム」とも呼ばれるようになりました。
こういったボードゲームの多くがドイツ人の作者、
あるいはドイツのメーカーによるものだからです。
特に1995年の『カタンの開拓者たち』のヒットから着実に市場は大きくなって現在に至ります。
「いまさらボードゲーム…?」と思われた方もいるかもしれませんが、
特にクリスマスの時期ともなると、ドイツ人の家庭では家族でボードゲームをすることが多いのです。
しかも、実は日本でも知る人ぞ知るブーム…。
ドイツ年間ゲーム大賞やドイツゲーム大賞における歴代の優秀作品は
確かに面白いものが多いと思います。
しかし、大賞には選ばれていなくても傑作ゲームはたくさんあるのです。
『ちょっと持ってHalt mal kurz』もその一つ。
ドイツで『カンガルー・クロニクル』などの著者として知られる
カヴァレティスト/ライターのマルク・ウーヴェ・クリング(1982年シュトゥットガルト生まれ)が
作ったゲームです。
ドイツのアマゾンではベストセラーなのですが、ゲーム大賞を取らなかったせいか、
日本語でネット検索しても、ゲームの名前はおろか作者名もほとんど出てきません。
このゲームの楽しさを日本の皆さんにもわかって頂くには、翻訳して一緒に遊ぶしかないのでしょうか。