ケルン、1000人規模の女性襲撃事件

 EUセンター: ドイツ ハイデルベルク(2000年開設)

センターより、直の、今の情報を発信して参ります。

 

 

2016年のドイツは緊張で始まりました。

 

ドイツ全土で大きな波紋を呼んでいるのが、

大晦日の深夜のケルンで、

主にアラブ系や北アフリカ系のドイツ語を話さない若い1000人以上の男性が

10代から20代の若い女性に集団で暴行に及んだという事件です。

 

酔っ払った状態であったとはいえ、強姦・強盗を含む常軌を逸した行為が

大集団で起こる可能性は、警察が機能しているドイツ社会では想像しにくいものでした。

 

相当数の人間が関わる事件であるにも関わらず、報道され始めたのは4日になってから。

 

それは人数が多くて犯人を特定しづらいだけでなく、「難民受け入れ=善」のイメージを

覆すことになる事件であるため慎重であったことも窺えます。

 

難民の数に比例するかのように、空き巣やスリの犯罪件数は増え、

防犯装備の売り上げは急上昇。

難民というテーマがニュースに上らない日はありません。

 

年明けのドイツでは難民受け入れ路線の変更を求める声が大きくなっています。

 

(青木)

 

 

 

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