ロシアセンター: ロシア モスクワ (1998年開設)
メディアを超えて、今、思いを伝えて参ります。
旧ソ連の共和国だったラトヴィアはモスクワから飛行機で約1時間半。
バルト海沿岸に位置します。
ラトヴィアは1991年にソ連から独立したというものの、
人口の四分の一くらいはロシア人で、
若い人を除くとほとんどの場所でロシア語が使えます。
リガ市内の公共交通機関や地下道の店などモスクワの作りとよく似ていますが、
旧市街はかつてのハンザ同盟の中心地として栄えた中世の町並みが残っています。
今ではEUの一員となったものの、ロシアとの関係も未だに深く、
このたびの経済制裁を受けて閉鎖された工場がいくつもあるということでした。
長い歴史の間ずっと隣国の影響を受けざるを得ず、
絶えず政策に左右され続けるラトヴィアの悲哀。
国民の表情はモスクワ市民より暗いと言わざるを得ませんでした。
(石井)