~ オスカー・ジャパンは日々、わくわくへ ~
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー、今年、生誕175周年です。
1840年5月7日生まれ、1853年、6月にケンブリッジ大学より音楽名誉博士号を受け、10月、自らの指揮で交響曲第6番「悲愴」初演後、非業の死を遂げます。
母に連れられて見たソ連映画のチャイコフスキー、すっかりその音楽とロシアの豊かな芸術の世界のとりことなり、それが大学でロシア語を学ぶきっかけとなりました。
生誕175周年の今年、「ロシアセンターのブログ」でご案内しますように、
4年に1回の第15回チャイコフスキーコンクールが来る6月15日から7月3日まで
モスクワとサンクトペテルブルグで開催されます。
チャイコフスキーコンクールは、米ソ冷戦、米ソが科学技術、芸術文化スポーツでもしのぎを削っていた時代の真っ只中、1958年、ソ連の威信をかけて始まりました。その第1回大会で優勝したのが、アメリカのヴァン・クライバーン!文化の世界では、先に冷戦が雪解けた瞬間でした。私も最初に聴いた「チャイコフスキー」は、大人気だったヴァン・クライバーン演奏のビアノ協奏曲第1番のレコードでした。レコードのジャケットを見て幼心に憧れたものでした。
音楽の魅力、芸術の力、今年のコンクールでもまた、世界を結ぶ新しいドラマ、感動が生まれることでしょう。
ロシアセンターから、生の感動をお伝えして参ります!
R.K.