EUセンター: ドイツ ハイデルベルク(2000年開設)
センターより、直の、今の情報を発信して参ります。
両チームとも無得点のままだった延長戦、
ゲッツェ選手が先制ゴールを決めた瞬間時が止まり、
次の瞬間にドイツは爆発的に沸き上がりました。
胸で受けたボールをシュートに繋げた芸術的なゴール。
試合終了後、自分の子供をコートで抱き上げる選手達、
誇らしげにカップにキスをする姿は深く心を揺さぶりました。
観客席は穏やかでしたが、
サポーターは歓喜に満ち互いに抱き合っていました。
翌日は多くの学校で始業時間を遅くし、
電車には「優勝おめでとう」と書かれる一方で、
世間にはお祭りの後の喪失感が漂っているような気がします。
ドイツではナチスの苦い歴史から一般的に戦後
長らくナショナリズムを強調するような国旗の掲揚を避けてきました。
2006年のW杯以来、ちらほらと車や家にドイツ色の旗やアクセサリを
飾るようになりましたがごく控えめであったように思います。
いずれにしても、この度の優勝は、戦後の歴史を背負ったドイツ人が
自国を純粋に誇りに思えた出来事であったに違いありません。
(青木)
【7月15日AFP】「ドイツ代表チームが帰国、優勝パレードに25万人のファン」の
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